=街散策再開=

さて、お腹も満腹に成った我々、再び順路散歩道Aに戻り街を散策(見学)する事に。この時点で時間は15時30分頃を過ぎてたのでこの時期は日没まであまり時間が無くゆっくり散策出来ない様にも思われるのですがそう思うのは初心者か普通の人。実はこれからの一時間、乾いた秋の空気に包まれて沈み行く夕日、そのセピア色の光にゆっくり支配されていく常滑の景色を楽しむ事が出来るのです。(何のこっちゃか?)

散策再開! 


ではその散歩の模様を写真でお楽しみくださいね


僕達が散策をはじめて暫くして皆バラバラになりそれぞれがそれぞれに街を見学しはじめました。皆とはぐれて間もなく目の前の角に『だんご屋』さんを発見、さすがパティシエ氏お菓子類(?)には興味津々なのか勉強熱心なのか単なる好き物なのか氏のご好意でだんごを御馳走になる僕、いっちゃん、くみこさんなのでありました。


だんごを買うパティシエ氏      だんご店隣家には柑橘類が

だんごを片手に歩く秋の常滑もいいものです。しかし、ここに来て問題発生! そう、だんご食べて歩くのはいいのですが食べた後の“串”をどうするかって事に気付いたのです。これは大きな環境問題、勿論そこいらに無闇に捨てる訳にもいかず困った挙げ句だんご屋まで引き返して捨てようかと思ったその瞬間いっちゃんの「おっちゃん、こっちこっち」の声。「もー何よー」っと思いながら近付いてみるとそこには な、な、何と! だんごの串専用のゴミ箱(串捨箱?)が、しかもそれは食べながら歩き始めて丁度食べ終わって串に困るであろう辺り2ケ所にナイスタイミングで設置されているのです。とにかく感心させられたのはそれらがサイズは小さいものの土管だと言う事。だんご店ご御夫婦の洒落のきいた心遣いに只々脱帽。 

だんご串入れまでもが“土管”

だんごも食べ終わり串も捨て再び歩き出した僕達が着いたのは『土管坂』と呼ばれる常滑観光では知る人ぞ知るの有名スポット。とにかく路面や壁面両側には一面土管や瓶が埋め込まれとても不思議というか奇妙というか愉快というかの空間なのです。


土管坂を行くいっちゃん御夫妻 土管坂から見た伊勢湾に沈む夕日

土管坂を過ぎて暫く歩くと今度は水琴窟の有る『登釜広場』という広場(公園)に出ました。この『登窯広場』横には旧い大きな登窯が有りその周りには何軒かのお土産や小物や地元作家の作品を扱う陶器屋さんが有りました。



登釜広場横の陶器屋さんでお話を伺ってる間にすっかり先を行く皆とは離れてしまいました。くみこさんはここの陶器屋さんで地元作家の方の作品(お茶の葉を下から蝋燭で熱して香りを楽しむもの)を購入されて大変満足のご様子でおられました。


再び散歩道を歩き出した頃には辺りは段々と暗くなり一段と郷愁を誘う雰囲気に変化していました。時間的には良い感じの時間なのですがあまり遅く成っても先に行ってる皆に申し訳ないので少し先を急ぐ事に。暫くすると閉ってる工房の表、道路に面した所に『B品』と書かれて素焼きの植木鉢などが並べられた棚が有りました(上写真参照)。良く見るとそこは工房表に位置する無人の販売所(田舎道によく有る野菜の“あれ”と同じ)でB品で有る事からか全品¥100でした。これを買って帰ってそのまま使うも良し、飾りにするにも良し、また素焼きである以上これに絵付けしたり好きな上薬使ったりしてもう一度焼いて(設備が有ればですが)自分だけの植木鉢等を作る事を楽しむのもいいかもしれませんね。こういう物が道端に有るってのも焼物の里ならではだなあって思ってしまった訳なのですよ。


結局この後僕、パティシエ氏、いっちゃん、くみこさん、はコースをはぐれてしまい全然違う所に、結果先を行く皆と後から来てるであろう陽水さん@ミゼット2からは大きく逸れてしまい再び出発点皆が待つ『陶磁器会館』駐車場に戻ったのは17時半頃でもう辺りは真っ暗になっていました。そして全員そろった所で堀家さんとパーピーさんから重大発表が有りました。どうやら散歩中に堀家さんの車(クラブマン)をパーピーさんが買う事で話が決まったみたいなのです。これによりパーピーさん@サニーカリフォルニアがパーピーさん@ミニクラブマンに、で堀家さんはまた何か探すって事に決まったみたいなのです。おかえり、パーピーさん。

全員拍手で盛り上がるのも束の間、まだ時間は18時前なのだけどここは愛知県、ウエストメンバーもイーストメンバーも帰る時間を逆算するとあまり時間が有りません。そこで元来た道を戻り再び『半田・常滑IC』から知多半島道を大高方面(名古屋方面)に向かうウエストメンバーなのでありました。因にイーストメンバーいっちゃん夫妻はそのまま知多半島道には乗らず半島の東に抜け帰られました。電波の許す限り無線で別れを惜しむ皆なのでありました。


お次へつづく.....

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