朝目覚めると先生はスポーツ大会の引率が有るので出掛けられた後でした。携帯版掲示板でニリンドの連中の動きを確認して独りニヤニヤしたりもしてました。明るく成って景色が確認出来るように成ったので窓を開けてみるとまあ何といい所でしょう。朝の澄んだ空気に山の香りが漂ってとっても素敵なのです。裏庭に有る桜の木に10月だと言うのに花が咲いてるのが印象的でした。(右写真)
9時頃支度をして下に降りると奥様が朝食を用意してくださり本当に何から何までお世話に成ってしまいました。子供達が横の部屋に居たのでちょっかい掛けに行ったのですがパソコンゲームに夢中であまり遊んでくれませんでした(笑)。そうこうしてるうち奥様とテーブルを囲みお話が弾み10時半お世話に成った宿毛の先生宅を出発、松山目指して走り出すのでした。
さて、松山まではR56をひたすら走ります。先生の家を出たらすぐそこは愛媛県(
南宇和郡愛南町
)、ここで電話が鳴ったのでイヤホンマイクよろしく取るとイマホリさん@パーピークラブマン嫁でした。聞くと「今
脇町
(
徳島県
)なのですがR32で高知に出てR56で松山入りしようかと考えてるのですが」との事なのですが「そんな事したらまる一日かかるよ」って事伝えて高知からR33で松山入りする事を薦めました。皆さんそれぞれ趣向を凝らしたルートを楽しまれてる気配で断然楽しく成ったのです。
天気はいいし気候も何となく南国でとても気持ちがいいのです。愛媛県のこの辺は昔軍港が有ったらしく海底から戦闘機『
紫電改
』(しでんかい)が出て来た(
南レク
城辺公園に屋内展示)久良湾(城辺町)も近い事からちょいと行ってみたかったのですが取りあえずの目標は“戦跡”探しではなく松山までの途中に有る『
内子
』(うちこ)に寄る事だったので先を急ぐ事にしました。
ところが、愛媛に入って間もなく雲行きが怪しく成って雨の気配、暫く走って『嫌やなあ』と言ってたら突然視界が開けて目の前に『豊後水道』(ぶんごすいどう)の絶景が現れたのです。遠くに九州(おそらく宮崎方面?)を望む絶壁に車を停めて立小便、すると車内のマミさんがクラクション鳴らして呼ぶので戻ると無線機に阿蘇移動のアマチュア無線家のCQ(不特定多数の相手を呼び出すこと)が入って来てました。見知らぬ土地で見知らぬ所から飛んで来た見知らぬ人の電波をキャッチして暫く阿蘇の見知らぬ方との交信を楽しんで先を急ぎました。(これぞ
アマチュア無線
の醍醐味)
で、すっかり気分だけは晴れてたのですが『内子』に着くまでに『
宇和島
』付近でエライ雨に見舞われましたわ。(笑)
(左)突然開けた絶景 (中)拡大、遥かには九州か? (右)その後えらい雨よ
とまあ豪雨にも見舞われたのですがバイクと違い車なので中に居る限りは大した心配も無いのです。14時頃『内子』に着いた時には雨は小雨に変わっていました。てな訳で『内子』の旧い街並を散歩しました。
(左)『内子』案内図 (中)有名な『内子座』 (右)内子の街並
(1)ええ感じ (2)民芸店の雛人形 (3)『街並そば』 (4)街並2
(1)狭い路地 (2)酢も卵もあかん僕はどないしたら?(3)超狭い路地 (4)昔の店先を再現
以前来た時とは違い高速道路も出来たせいか観光客の多さに驚き、この日『内子座』ではコンサートが行われており見学は出来ませんでした。暫く町を散策してお土産買ったり蕎麦食べたりして先を急ぐ事にしました。以前来た時に気に成ってた潰れて廃墟と化した映画館は7月にリニュアル?して『おばけ屋敷』に成ってたのには笑わされましたわ。
さて、
15時過ぎに『内子』を出てR56をひたすら北上、途中『
双海町
』を過ぎ『
伊予市
』に入る辺からいつもの事なのですが渋滞が始まり仕方なく一区間だけ高速道路を使う事にしました。
無線で『ニリンドライト』部隊やパーピーさん夫妻@ミニクラブマンやたけい氏&みにすけさん@ミニスプライトを探すのですが見つからず。そうこうしてるうちに16時半頃無事松山『リスキー』に到着しました。
=シュガーヴィレッジ=
何を隠そうここからが本番、今まではイントロというかプレリュードというかバースというかとにかくこの旅の本当の僕の目的はこの音楽イベント『シュガーヴィレッジ』に招かれて出演するためのもの。でも仕事なのにこんなに自由に旅が出来て仲間も集まって人前で目立つ事が出来て
ほんま音楽と旧車とバイクとグライダーとアマチュア無線やってて良かった。(笑)
16時半に着いた時には既に
EDF
(僕のバンド)のメンバーはじめニリンドもパーピー夫妻も皆さん無事到着されてました。東京から『
ショーロ・クラブ
』のコントラバス奏者で現代音楽の作曲家兼音楽プロデューサーで『
クライドライト
』メンバーで今回はギタリストの
沢田穣治
氏も到着されてて久しぶりの再会にまたアホな話で盛り上がってしまいました。中でも驚いた(としておきましょうか)のは『クライドライト・イースト』の38@スーパーヒーレーが来てた事。ただし今回は御盆休みの様に長く取れない事から公共交通機関(旅客機)による参加でした。17時頃からリハーサルしようかとも思ってたのですがお世話に成るもう一バンドの方々がセッティングされてたので先にホテル『
チェックイン
』にチエックイン(洒落ではない)する事にしました。
EDFメンバー
全員チエックインするやゆっくりする間もなくロビーに集合、ロビーにて大御所ボーカル
大上留璃子
さんと久しぶりの再会、僕のバンド『EDF』のドラムの
ベーカー兄さん
はその昔『桑名晴子とベーカーズショップ』時代以前に『大上留璃子とベーカーズショップ』ってのをやってたらしい。ベーカー兄さんも大上さんと久しぶりらしくえらい話が盛り上がってはりました。
そんな訳でここからミュージシャンモードで書きますがクライド面々以外にもこの日出演のミュージシャン達が続々松山入りしてて音楽版キャノンボールみたいで僕はおもしろかったのです。
夕方こちらもセッティングとサウンドチェックを済ませて20時の出番まで暫く時間が出来たので18時半頃から他の場所のミュージシャン訪ねてうろうろしました。
KAJA
さんを求めて会場の『アディクト』に行ったのですがどっか行ってて留守なので
Yah-Do!
[Hiroco(Vo)、道祖淳平(Gt)]を訪ねて『バー・エルク・ハート』へ行くと居てはりました。KAJAさんに道祖さんにベースの
天野SHO
さんとトリプルで。暫く世間話してたところでクライドの方々がお腹空かせてる電話が入ったので御案内と自分の夕食も兼ねていつもの『バラックからし屋』へクライド面々と行きました。
(左)火を吹くオロチョン辛さ3倍 (右)慌てなくて大丈夫
ちなみに『バラックからし屋』のおばちゃんによれば『オロチョン』とはアイヌ語で『辛い』って意味らしい。ってな訳でお腹もいっぱいに成った所でシュガーヴィレッジの始まり始まり。(パチパチ)
ところがどうよ、ウチの人ったら始まったらとっとと
KAJAさんとこと
柴 理恵
(Vo)&沢田穣治(g)さんとこに行ってしまいよった。これってどうよ?
(左)KAJA at addict(右)柴 理恵&沢田穣治at BAR ELK HART
E.D.F. at Risky
清水武志(作・編曲.Pi)、
武井 努
(Ts.Ss.)
西川サトシ
(b)、ベーカー土居(Ds)
(左)客席は超満員 (中)いよいよ始まる (右)長いMCに突入
20時〜&22時〜の2ステージ行われた
E.D.F.のステージ
は2回とも超満員のお客さんに来ていただき感謝感激!!!
大阪でも毎回こうだと有り難いのだがとか思ったり思わなかったり。今回も白熱したライブを行う事が出来ました。皆さんとRiskyとシュガーヴレッジに感謝。(ほんま有難う)
客席のクライドメンバー達
結局E.D.F.のアンコール2曲目から各会場での演奏を終えて『Risky』に集まって来た色んなミュージシャンの乱入が解禁に成りこれがこの後朝まで続くなんてそんなアホな事誰が想像したでしょう(とでもしておきましょう)か?
この頃よりセッションメンバーの中心人物(フロント)が次のセッションミュージシャンを呼び出す事が出来るというこれまたアホなルールが形成されてYah-Do!〜
森 剣治
(Cl)さんに至までプロアマ問わずジャンルを越えたミュージシャン数珠つなぎが無差別に行われたのです。またこのセッションでは各人それぞれ自分の持ち楽器以外の楽器を演奏すると言う隠し芸的要素が含まれてたのも特徴の一つなのです。
結局セッションと化した長い長いE.D.F.のアンコールが終わったのは朝4時を回るか回らないか位だったとおもうのですが残ってくださってたお客さん有り難うございます。滅多に見れない聴けないものを体験してどうでしたか?(笑)
(左)
沢田穣治[b]
登場(中)ピアノ弾こうとしてる
沢田氏に突っ込む武井氏(右)白熱する西川さん
(左)ドラムは
グレッチ
の高橋さんでベースは僕(中)この人本職(右)対抗して僕もアルト吹く
(左)呼び出されたのはKAJAさん (中)何故か渋めの西川さん (右)森 剣治さん[Cl]と
栗田敬子
[P]さん
この他にもベースの天野SHOさんがソロシンガーとして、道祖さんがギター、柴 理恵さんのボーカル、
アカシックレコード
面々、ゴスペル団
MISTY 面々によるアカペラ(withベーカー土居)、
池内美砂さんのアルトサックス、森 剣治さんのドラム、名前忘れて申し訳ないけど女の子のトランペット諸々大勢の方に乱入いただき明け方までセッションは続きやがて無事終了。
セッションが終わってミュージシャンもお客さんも暫くは店に居ましたが皆さんお疲れか足早に解散と成りました。ホテルに帰ってマミさんが上着を忘れたとの事で僕は忘れた上着を取りに再びリスキーへ、暫くマスターく〜やんとスミちゃんとお話してたもののあまりの睡魔にとっととホテルに帰って寝たのでした。
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